凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015

高校生、高校生、大学生、大学生、社会人らしき人、大学生。ライブを見に来ている人たちはこんな割合だったように思う。初めて凛として時雨のライブに行ったとき、私はまだ大学生だった。いまやアラサー女子!時間の流れは残酷だ。今回、名古屋に時雨がくるのは(おそらく)2年ぶりだ。わたしは殺されるならこの人がいい、と決めているくらいVo&Gt.のTKが大好きで、その気持ちが10代の頃から変わっていないことには驚かざるを得ない。
チケットの番号は1200番台、後ろから押されに押された結果上手2列目まで潜り込めた。

久しぶりの生々しいライブは鮮烈だった。
私の中の8年間の時雨の記憶と、周囲の観客の記憶がかみ合わなくて何度も泣きそうになった。時間は過ぎるし、私はもう20代後半だ。あと何度この光景を目に出来るのかとしみじみ考えてしまった。
凛として時雨は変わっていく。けど変わらずに音楽を続けていく。その安心感がどこかにあって、わたしはそれを迷わず追いかけていくのだろうなと思った。
ラスト間際でTKが観客席に向けて中指を立てた。その一瞬が今でも頭から離れない。 

ふいに奪って、奪われて、壊れてしまうのはどちらが先だろう。